7月21日(日)はイベントがいっぱいでしたね!
京都では祇園祭の裏で関西クラスタ食事会「ウクライナ・フードツーリズム・ガイド」が、東京では第二回東京支部読書会『チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド』が、それぞれ行なわれていました。
どちらも最近出版された『思想地図β4-1 チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド』を肴にした飲み会読書会で、京都・東京共に大成功だったようです。
今回は東京支部の様子を写真付きでお見せしますね!
東京支部では東大近くのLab+Cafeでの読書会となりました。プロジェクター・スピーカーなどはもちろん、冷蔵庫やキッチンも使える格安スペースで、正直かなりオススメです。
タイムテーブルはこんな感じ。
時間 | 内容 |
19:00-20:00 | 自己紹介&チェルノブイリ本感想戦 |
20:00-21:00 | ボルシチ大会 |
21:00-22:00 | チェルノブイリ・ゲームツーリズム・ガイド(『CoD4』『S.T.A.L.K.E.R. 』プレイ大会) |
22:00-23:00 | 自由議論タイム(歓談) |
チェルノブイリ本感想戦
チェルノブイリ本感想戦では、みんなそれぞれの視点からどのように本を読んだのか、各自の印象などを話し合いました。
一番多く寄せられたのは「素直にチェルノブイリに行きたくなった」というものです(ゲンロンでツアー企画があるみたいですよ)。これまでの思想地図と比べ大きい判型で、中身も本当にガイドブックみたいでしたね。実際企画段階でかなりガイド本を研究されたそうです。ジャンルも思想書なのか旅行本なのか区別がつかないなど、とにかく今までとはかなり雰囲気が違いますよね。
さて中身についてですが、思想地図β4-1は「福島原発観光地化計画」を打ち出すβ4-2の前段階としての役割が強いため、本書で紹介されていた「チェルノブイリツアー」が数十年後には「福島原発ツアー」になっているかもしれないという想像力を働かせながら読んでみました。
例えば大規模災害のアーカイブをどのように進めるか、という話などかなり盛り上がってましたね。広島の原爆ドームを始めとして、悲劇を語る・子孫に警告するという文脈では実際の「モノ」を残す必要が大きい一方で、過去に残された津波遺産が機能しなかった例など、モノを残すだけでは人類の悲劇を語り継げないのではないかといった話も出ました(この辺りはゲンロンエトセトラ#6「大規模災害とコミュニティの再生」シンポジウムレポートにも多くの例が紹介されています)
他にも、今回の思想地図はガイド本の体裁を取っているのに意外と食事についての記述が少なかった等、鋭い読みをしている人もいましたね。今回の読書会は実際に福島まで足を運んだ人が多くいたので、みなさんの体験を共有する貴重な場にもなった気がします。
ボルシチ大会
さて、そんな話で盛り上がったところで登場した @ktgwtky さん。今回はチェルノブイリ本にちなんで、ウクライナ料理のボルシチを大量に作ってきてくれたそうです!サワークリームなどもトッピングされててかなり本格的!
チェルノブイリ・ゲームツーリズム・ガイド
で、こっからが本番です。思想地図β4-1でも速水さんが紹介さていたように、チェルノブイリはFPSゲームの舞台にもなっています。今回は『CoD4』『S.T.A.L.K.E.R. 』を実際にプレイしてみました!
チェルノブイリ本読書会雑感
っという感じで、ウクライナ料理を食べながら、ゲームをみんなで実況したりして、あっという間の4時間でした。いつも思想地図はパート毎に区切って読み込むスタイルの読書会が多かったのですが、今回はガイドブックということもあって、とにかくエンターテイメント性を重視しました。他にも楽しそうな写真をいっぱい撮ってるので、随時アップロードしますね。関西クラスタ東京支部では引き続き読書会を企画しています。今のところ候補に挙がってるのは、「インターネット史」勉強会、第二回憲法勉強会などです。決まり次第告知しますので詳細お楽しみに!